アパレル業界に転職を考えている20代の方
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- アパレル転職活動の書類選考で使える志望動機【例文(テンプレ化OK)】
- アパレル企業への転職活動は、志望動機と自己PRがテンプレ化できる
- アパレル転職活動の志望動機と自己PRのテンプレ的表現
- アパレル転職活動の志望動機と自己PRを効率的に量産する考え方
- アパレル転職活動の面接のコツ
それから約2年後に念願だったアパレル企業に転職。そのときの転職活動では新卒時の苦戦がウソのように内定を量産しました。マジです。
たしか10社受けて面接して8社は受かりました。勝率8割ですね。
内定を量産できた理由は以下です。
・書類選考9割超えの志望動機のひな型を作成
・面接で最も大切なことを意識する
・それを基に面接で使う志望動機と自己PRを作成
・面接のコツを7個見つける
こんな感じです。これも全部この記事に掲載しています。
それでは早速いってみましょう。
書類選考通過率9割超えの志望動機ひな形
まずはじめに、僕が転職活動で勝率8割を超える要になった『志望動機(書類選考Ver)ひな型』を貼っておきます。
実際に企業にエントリーした際に使っていた志望動機の文章です。
原文そのままです。
【】欄だけ企業ごとに文章を変えます。
“自らの仕事を通じて多くの人々の日常・人生をより豊かなものにして社会に貢献すること”
以上が、私の社会人としての最大の目標です。
【】である貴社でなら、自分自身の努力次第で先の目標を達成できると確信して、この度応募いたしました。
持ち前のチャレンジ精神と熱い思いを武器に、【】の人材に、私はなります。
以上が、書類選考時に提出していた志望動機の文章です。
【】の中を企業ごとに変更するだけなので、このままテンプレ化できると思います。
【】内は、求人サイトの企業ページはもちろん、企業のホームページや口コミを見て作成します。
*注意点
書類選考時には自己PRよりも志望動機を押し出した方が良いです。
なぜなら、書類選考の段階で企業側が知りたいことは、『応募者の人柄ではなく、応募者が弊社のことを理解しているかどうか』だからです。
なので、僕の例文も自己PRは最後の1行だけです。
ただ、このテンプレを作ってから書類選考で落とされたのは1割切るくらいなので、面接に進んだ段階で猛烈に自己PRしました。
これから先には、書類選考時の志望動機だけではなく、面接でも使える志望動機と自己PRのテンプレ的表現と考え方、面接のコツを書いています。
興味のある方は、読んで下さい。全部で5分ほどで読み終わります。
貴重な5分をいただくわけなので、後悔はさせません。
転職活動で最も大切なこと
学生時代を思い返してください。
内定を獲得する生徒の中には、
内定を量産する人物・内定を量産できない人物(僕)
2パターンの人種が存在していたと思います。
では、内定を量産できる人物は、優れたスキルやずば抜けた強みを持っているかというと…必ずしもそうではありません。
内定を量産できる人物には必ず、共通の特徴があります。
それは、
『質問の意図を正しく理解して、その質問に対して適切な回答をしている』
ことです。
これを踏まえて【志望動機と自己PRのテンプレ】に進みたいと思いますが、すみません。1点だけ注意事項があります。
※注意点※
テンプレは超効果あり・例文は効果ゼロ
テンプレとは、ひな型やフォーマットのことです。
テンプレは使い回すことができますが、例文を使い回すのはNGです。
なぜなら、長所・短所、経験、性格は、人それぞれ違うからです。
これより下に、アパレルの転職活動で実際に使える志望動機と自己PRのテンプレと、そのテンプレを基に作成した例文を記載していますが、その例文は僕自身の過去の経験を盛り込んだ一つの企業に絞った例文です。
なので、そのまま使ったとしても意味はありません。逆に、あなた本来の良さを台無しにしてしまうことになります。
テンプレやテンプレ的考え方を利用すれば、勝率の高い志望動機と自己PRを作成できますよ。という、例えとしてご理解下さい。
例文をまるっと使うことはNG。参考にするのはもちろんOKです。
書類選考用のひな型は【】だけ変えて、そのまま使っていただいてOKです。
実際に僕も、【】だけ企業ごとに変えて他はあのまま送ってます。それで9割は書類選考通りました。
面接で使える志望動機と自己PRのテンプレ表現
志望動機と自己PRは、どんな企業の面接でもほぼ100%聞かれます。
先ほども言いましたが、相手の意図することに適切に回答することが重要です。
最初に理解すること→質問の意図
・志望動機→弊社の事業内容やヴィジョンを理解しているか、理解したうえで共感できているか
・自己PR→弊社に価値をもたらす人物か
これが、志望動機と自己PRの質問の意図です。
これより先のテンプレも、この質問の意図を理解して初めて効果的です。
・志望動機→弊社の事業内容やヴィジョンを理解しているか、理解したうえで共感できているか
・自己PR→弊社に価値をもたらす人物か
一番重要なので、もう一度載せておきます。
それではいよいよ、テンプレ表現を載せます。
志望動機のテンプレ
- 応募企業の特徴(独自の強みや価値観)
- ①に共感し、挑戦を表明
- 自分は○○のような人材になると宣言
自己PRのテンプレ表現
※必ず結論ファースト
- 「私の強みは○○です!」と、明確に宣言
- ①の強みを自身のこれまでの経験で武装
- ①で宣言した強みを、志望動機テンプレの①または②と紐づける
③の例:私の強みの○○は、御社の○○の事業でこそ活かせるものだと考えています。
テンプレだけでは分かりにくいので、例文も作成しました。以下です。
とりあえず『アパレル 大手』でググって出てきた、ユナイテッドアローズの志望動機と自己PRを作成しました。
志望動機を具体例で解説:他業種営業マンがユナイテッドアローズに転職する場合
貴社の経営理念である『すべてはお客様のためにある』という社是に大変感銘を受けました。
すべての活動はお客様のためにあり、お客様に価値あるサービを提供してはじめて、その対価として正しい報酬をいただくことができる。という貴社の姿勢に、ビジネスの本質を感じました。
前職では、クライアントの利益最大化に尽力して営業活動を行ってまいりました。
この経験は『すべてはお客様のためにある』という社是を掲げる貴社でこそ、強く活かせるものだと確信しています。
【解説】
この例では、『すべてはお客様のためにある』というユナイテッドアローズの社是にフォーカスして志望動機を作成しましたが、他にも、例えば経営理念の『真心と美意識をこめてお客様の明日を創り、生活文化のスタンダードを創造し続ける。』を軸にして考えてもいいかもしれません。
『企業名 経営理念』や『企業名 ヴィジョン』などのワードでググれば、企業の価値感や強みが出てくるので、自分の強みや性格、過去の経験に上手く紐づけできるものをピックアップしてください。
自己PRを具体例で解説:他業種営業マンがユナイテッドアローズに転職する場合
私の強みは、前職の営業経験で培った【お客様の利益を最大化させるための提案力】と【目標数字を最後まで追い求める強い忍耐力】そして営業にとって最も重要な【コミュニケーション能力】の3つです。
1つ目の【提案力】ですが、前職では、同じ商品であってもお客様ごとに訴求方法を変え、都度、お客様に合った提案を行ってまいりました。これは、お客様ごとに抱える悩み、求めるヴィジョンが異なるためです。
また、2つ目の【忍耐力】は、営業職において目標数字は必ずあるものですが、それを重荷に感じることはなく自分の成長ためのプレッシャーとして捉えて、どうすれば目標数字を達成することができるかということを常に考えながら、日々の営業活動に取り組んでまいりました。。
最後【にコミュニケーション能力】です。これは、全ての職種で必須のスキルだと考えていますが、特に人との関わりが多い営業職においては最も重要なスキルです。
お客様が何に悩み、何を求めているのか…お客様の真意というのは、コミュニケーションの中でしか分からないことです。
そして、お客様の真意が理解できないと適切な提案は出来ません。
お客様の芯に寄り添ったコミュニケーション能力で、お客様との信頼構築に努めてまいりました。
以上の、【提案力】、【忍耐力】、【コミュニケーション能力】は、『すべてはお客様のためにある』を社是する貴社でこそ100%活かせるものであり、お客様の喜びを一つでも多く作り出します。
【解説】
みたいな感じです。これなら受かるんじゃやないかと思います。
職種問わず全部署に対応できる具体例かなと思います。
ちょっと長いので、最初に「私には前職で培った強みが3つありまして、少々長いですがお話しさせていただいてもよろしいでしょうか。」と聞けばいいですね。
転職活動 面接7つのコツ
コツ①:答えは必ず結論ファースト
質問された場合には、「答えは必ず結論から。」を、意識してください。
先ほどの自己PR例文でも、まず結論から述べて、それから順に説明していますね。
〇〇が△△だから××できます!
ではなく、
××できます!なぜなら〇〇で△△だからです。
の、言い回しの方が相手にも刺さりますね。
スティーブ・ジョブズのプレゼン動画を観てください。ほとんどこの言い回しです。
コツ②:面接はリズムとテンポ
コツ①に直結しますが、面接で大事なことはリズムやテンポです。
『左利きのエレン』という漫画があります。その中で僕が一番好きなシーンが以下です。
©左利きのエレン
この2ページに面接で大切なことが全て描かれています。
面接とは言うまでもなく自分自身のプレゼンです。
「緩やかに惹きつけるリズム、そして一気に畳みかけ昂ぶらせるテンポ」
このリズム&テンポを生み出すために、先ほどのテンプレとコツ①が重要です。
結論【自分の強み】を先に述べ、相手を惹きつける。自分の強みは、貴社でこそ必ず活かすことできると宣言して、相手を昂ぶらせる。
という感じですね。
コツ③:大きな声でハキハキと
これはもう、どのサイトや本にも載っていて耳に胼胝だと思いますが、しかし大事なことなので当ブログにも載せておきます。
良いリズムとテンポを生み出すためには、声の大きさや話し方も大事です。
コツ④:自分の価値を最大化させる
面接は自身のプレゼンです。
“良い”と、思ってもらえれば勝ちです。
少し例え話をさせてください。
最近リリースされたapple社のiPhone11 Proの話です。
iPhone11 Proのトリプルカメラのデザインはぶっちゃけ誰がどう見てもダサいですよね。発表直後からネット上でもかなり叩かれてました。
でもApple自身は、もちろんデザインがダサいことを言及しません。
「デザインがださい」そんなことはapple自身も百も承知だけど『デザインはクソダサいけど、性能は最高だからどうか使ってください』なんて、言うはずありません。
iPhone11 Proの広告を思い出してください。あなたも目にしたことがあると思います。
『性能の良さ、つまり強みを徹底的に押し出した広告』しか目にしませんでしたよね?
結果は?
実際にiPhone11 Proを買った人の高評価の口コミが広まって、販売前とは手のひら返し状態です。
「iPhone11Proのカメラの性能がヤバいらしい(良い意味で)」ネットではそういった声で溢れています。
デザインを言及している意見は…あまり、目にしなくなりましたね。
これは、Appleの「強みを徹底的に打ち出した宣伝」の勝ちと言えるでしょう。
面接でもそうですね。
自分の価値あるところ、つまり強みや長所を最大限に押し出すことがコツです。
面接時間全てがあなたのプレゼンタタイムです。
最大限、自分自身を大きく見せましょう。
コツ⑤:役を演じるように
コツその④は、役を演じていると思うことです。
これは本かネット見た言葉ですが、面接の部屋に入る前に「ショートコント 面接」とつぶやいてから入室すると、緊張がほぐれるというものです。
「確かにそうかもしれない」と思いましたが、正直、面接直前に気持ちを切り替えるのは難しいです。
では、どうすればいいのか?
おすすめは、前日の夜から役に入ることです。
あなたの頭の中で面接を受ける人物を創造してください。
周りの人物でも芸能人でも誰でもいいです。誰でもいいですが、なるべくコミュ力高そうな人物であるのが望ましいですね。
その人物を思い浮かべて面接に臨んで下さい。
ようは、「面接は(もちろん)自分事だけど、どこか他人事として捉える」感じですね。
そうすれば、緊張がだいぶ和らぎます。
コツ⑥:「どうせ死ぬわけじゃない」と思うこと
元も子もないですが、万一面接に落ちたとしても死ぬことはないです。
今の時代、有難いことに職は溢れています。たった1社に落ちたところで人生終わらないし死にません。
そう思うと、強気で攻めることができます。
コツ⑦:ルーティンを決める
面接に臨む前に、気持ちを落ち着かせるためのルーティンを決めます。
例えば僕は、お気に入りの音楽を聴くこととレモン味の炭酸飲料を飲むことです。
所謂ジンクスですが、意外に効果的です。
理解したら、即、行動。
ここまで当記事を読んでいただき、ありがとうございます。
あなたが記事を読み終えてからやることは、“実際に手を動かすこと”です。
インプットの次はアウトプットを。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざがありますが、なるべく早い方がいいですね。
テンプレを再度掲載します。
志望動機のテンプレ
- 応募企業の特徴(独自の強みや価値観)
- ①に共感し、挑戦を表明
- 自分は○○のような人材になると宣言
自己PRのテンプレ表現
※必ず結論ファースト
- 「私の強みは○○です!」と、明確に宣言
- ①の強みを自身のこれまでの経験で武装
- ①で宣言した強みを、志望動機テンプレの①または②と紐づける
以上を参考にしながら、実際に志望動機と自己PRを考えてみましょう。
行動しなかったら、この記事を読んだ価値はゼロです。
転職に動き出していないなら、今すぐ行動をはじめよう
一般的な転職期間は、3ヶ月~6ヶ月だと言われています。
1社内定が出ても他社と比べたい場合、他社の先行も進んでいる場合…理由は様々ですが、納得のいく転職がしたいなら、3ヵ月~6ヵ月は見ておいた方がいいということですね。
例えば僕は2度転職していますが、完全に職を辞めてからの転職は、正直かなり不安になりました。
収入が一気に0円になりますからね。精神衛生上良くないです。(その焦りから、この記事に掲載した必勝法を生み出せたのはラッキーでしたが。)
ベストなタイミングは現職を辞める数ヶ月前ですね。僕も2回目の転職は、このタイミングではじめました。
働きながらの転職活動は確かにかなりハードですが、収入0円の焦りよりはだいぶマシでした。
転職活動は何かとお金がかかります。証明写真や履歴書、交通費など…
なので、無料で利用できるサービスはどんどん利用するのがおすすめです。
僕のようにアパレル企業1本で転職をお考えの方には、実際に僕も利用していた、以下の1サイトがおすすめです。
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あとがき
いかがでしたか?
この記事があなたにとって有益なものになれば幸いです。
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