ヨーロッパは良くも悪くもおしゃれが自由だと思った話。

2018年9月と10月、2ヶ月をかけてヨーロッパの8ヶ国をめぐる一人旅をしました。

旅順は、イギリス(ロンドン)→ポルトガル(ポルト・リスボン)→スペイン(マドリード→トレド→バルセロナ)→チェコ(プラハ)→ポーランド(クラクフ・ワルシャワ)→リトアニア(ビリニュス)→ラトビア(リガ)→エストニア(タリン)→イギリス(ロンドン・バーミンガム・ハル)

ヨーロッパといえば洋服の本場。「洋」服と書くくらいですからね。

だから、欧米人が洋服が似合うのは当たり前で、あっちにいる間はそれを毎日心の底から羨ましく思っていました。道行くカッコいい外国人を見るたびに。(海外では自分が外国人のクセに)

でも、欧米人は洋服が似合うとかそんな話ではなくて、それはもうDNA的に生物的にどうしようもない話で、そんな話でなはなくて…

ヨーロッパ人のファッションは自由だと思った

ヨーロッパの人々は、洋服を、ファッションを自由に着ているように感じました。

おしゃれを自由に、つまり楽しんでいたように感じました、日本人よりも。

なぜ、ヨーロッパの人々を、

「おしゃれを自由に楽しんでる」と、思ったのか?

それは、

ヨーロッパの街歩く人の服装がバラバラだったからです。

ダウンジャケットを着ている人もいれば、タンクトップ一枚の人もいる、そんなバラバラさです。

服装が、ファッションが圧倒的に自由だと感じました。

季節感もクソもない、街全体がそんな感じがしました。

ヨーロッパに暮らす人にとって、それは普通のことなのでしょう、きっと。

でも日本人の僕の目にはそれは、

ファッションがバラバラ=自由=楽しんでいる

そう、映ったのです。

ヨーロッパ人と日本人の
ファッションの違い

季節感の有無

日本の場合

四季

日本には四季がありますね。

春夏秋冬、季節を愛でる。それは日本の素晴らしい文化のひとつだと思います。誇りです。

四季、そして季節感。

ファッションで言うところの季節感…

「春には春らしい色合いを」「夏はビタミン色で元気なイメージを」「秋冬はダークトーンで落ち着いた装いに」みたいなやつです。

そんな服装における季節感が明確に存在するのは、もしかして日本独自のもの?と、ヨーロッパを巡っていて感じました。

四季がある日本独特の価値観として、季節感というある種の概念が存在するのでしょうか?

良くも悪くも

四季があって季節感を尊重する日本の文化。それ自体は好きですが、季節感を重んじるあまり、ファッションにおいてはある種の制約のようなものが課せられ、固定され窮屈になってしまっているのではないか?とも、思います。

ヨーロッパの場合

ヨーロッパは(たぶん)季節感が無いです。

さっきも言ったようにヨーロッパでは服装がみんなバラバラなんです。街行く人みんな。

8ヶ国のうち最も長く滞在したイギリス(3週間ほど滞在)。イギリスの9月や10月の朝晩は日本よりもかなり冷え込みます。

そうですね、TシャツにGジャンでは凍えるほど寒かったです。

イギリス ロンドン、Tシャツ1枚の人もいればダウンジャケットを着ている人もいる。ライダースを着ている人もいればタンクトップの人もいる。

本当に季節感がバラバラなんです。個人レベルではなくて都市レベルで季節感がバラバラ。

季節感がバラバラというか季節感そのものが無いんだな、と、思いました。

これにはカルチャーショックを受けました。

(あと良いスーツ着たビジネスマンが真昼間からパブでビールを美味しそうに飲んでいるのもカルチャーショックでした。)

日本だったら、「あの人寒そう。」とか、「あの人暑そう。」とか、「あの色は今の季節に合ってないよ。」とか、やっぱりあるじゃないですか?コソコソ言われたり。

ヨーロッパには、たぶんそういうのが無いように思います。

みんな季節やその日の天候関係なく自分の好きなもを自分の好きなように着ている、そんな印象でした。そしてそれが、ファッションを自由に楽しんでいるように映って羨ましかったです。

コレクションはSS(春夏)やAW(秋冬)と分けられてはいますが、あれは商品の見本市というか、日本みたいに国民単位で季節のことを考えて季節に合わせた服装をするのでしょうか?

たぶんしないでしょう。

国民性の違い

日本人は基本的に「みんなと同じがいい。」「自分だけが周りと違うと不安。」

「右向け右の国民性」だとよく言われますよね。

それ自体は悪いことではないと思います。

ただ、ファッションを楽しむにおいてはその国民性や思想、フィルターは少なからず壁になってしまうのかなぁ、なんてことを思ってしまいました。

あまり気にしなくていい

個人的にヨーロッパに行く前まで、ファッションスランプに陥ってました。

ありますよね?たまに、どんなコーディネートを考えてもしっくりこない時期。渡欧前はまさにそんな時期でした。

思えば渡欧前は周りの目を気にしすぎていました。自意識過剰もいいところでした。

20代も後半、年齢に相応しいファッションをしなければ。(もちろん年齢に合わせてファッションを楽しむことは正しいです。)

でも僕は、楽しむどころか勝手に周りの目を気にして凝り固まっていました。

勝手な思い込みもときには大切

これを言ってしまうとこの記事の存在意義がありませんが、

「ヨーロッパの人々はファッションを自由に楽しんでいた。羨ましかったぜ。」と、この記事で散々言ってきましたが、それは単に、僕の目にそう映ったというだけの話です。

ようは全部、

僕の勝手な思い込みです。

僕が感じたことで僕の思い込み。その思い込みを大切に抱えて日本に帰ってからは、驚くほどファッションが楽しくなりました。2ヶ月前までのスランプなんて嘘のように。思い込みも大事ですね。

みんな違ってみんないい

周りの目を気にして、自分の好きなファッションを楽しめないなんて悲しい話です。(もちろんTPOは何より大切)

何度も言いますが、日本の文化は大好きです。僕は日本人として誇りを持っています。

「季節を愛でる心」「周りに気を配る配慮」

素晴らしい。でもそればかりに囚われすぎるのは、やっぱり良くないです。面白くない。ファッションにおいては。

みんな一緒でみんないい。も、いいけど、

みんな違ってみんないい。もいいんじゃないなと。