ファッションとミュージックは切っても切れない糸、どころかロープ、どころか鉄の鎖で繋がっています。
ミュージシャンのファッションはもちろん、信念や言動、そしてアートワーク、それら全てをひっくるめて作品だと思っています、僕は。
だから、時代を超えて愛される名盤にはおしゃれなジャケ写の作品が多いのも当然であり必然です。
この記事では、思わずジャケ買いしたくなるおしゃれな名盤を集めてみました。
本人系
ALADDIN SANE/David Bowie
ボウイといえばこのメイク。有名すぎるジャケ写。
RAMONES/RAMONES
破れたジーンズ、革ジャン、ロン毛、永遠のロックアイコン。
ELVIS PRESLEY/ELVIS PRESLEY
キング・オブ・ロックンロール。
HORSES/Patti Smith
パンクの女王パティ・スミスの名盤。
シンプルだからこそのかっこよさ。この少年のような雰囲気が良い。
The Libertines/The Libertines
この一枚だけでこの2人の関係性がわかるなぁ。
Definitely Maybe/Oasis
デビューアルバムにしてこの太々しさというか、貫禄。「こいつらヤバイヤツ」がジャケ写に存分に現れていて最高。
第三者系
Queen Is Dead/THE SMITHS
ザ・スミスって、日本でいえば『ザ・田中さん』みたいな感じのバンド名です。バンド名からして皮肉とセンスの塊ですが、このアルバムのタイトル名とジャケ写も中々…。
Whatever People Say I Am Thats What I Am Not/Arctic Monkeys
まだ10代の少年たちがデビューアルバムにこの写真持ってくるあたり、センスがずば抜けてる。
赤ちゃん系
NEVERMIND/NIRVANA
そりゃあ、ね。当然紹介しますよ、この作品は。
伝説のバンド、ニルヴァーナのヤバイほどイカす世紀の名盤『ネヴァーマインド』。
赤ちゃんがドル札を捕まえようとするこの構図は、当時のアメリカ社会を痛烈にディスっているものです。
ミュージシャンが自分たちの作品で巨大な権力を批判する、最高にカッコいいです。
1984/VAN HALEN
『ネヴァーマインド』と肩を並べるインパクト。赤ちゃん系ジャケ写の二大巨頭の1枚です。
動物系
Atom Heart Mother /PINK FLOYD
牛ですね。
Pet Sounds/The Beach Boys
ビートルズとの名盤にも匹敵する名盤、ビーチボーイズの『ペット・サウンズ』
牧歌的で暖かみのあるジャケ写と宝石のような音楽の素晴らしいこと。そりゃ時代を超越して聴かれ続けるわ。
ビートルズ系
Abbey Road/THE BEATLES
説明不要。世界一有名なロックバンドの、おそらく世界で一番有名なジャケ写。
イギリスを訪れた際に行ってきました。
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band/THE BEATLES
世界中の音楽雑誌で20世紀最高の名盤と称される『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。
世界初のコンセプトアルバムとも言われているこの作品、その内容はもちろん、20世紀の偉人をバックに集めてど真ん中にビートルズ(しかもド派手な衣装に身を包んで)のこのジャケ写が最高。
センス系
Sticky Fingers/The Rolling Stones
世界一のロックバンド、ローリングストーンズが1971年にリリースした世紀の名盤。ストーンズの黄金時代です。
レコードだと実際にジップを開閉することができます。
ISTHIS IT/THE STROKES
21世紀最初の名盤、ニューヨーク出身の5人組インディロックバンド、ストロークスのデビューアルバム。
無駄を削ぎ落としたロックンロールとジャケ写の飾り気のなさ、全てが新鮮でした。
インパクト系
In the Court of the Crimson King/KING CRIMSON
みたまんまのインパクトが怪物級のジャケ写。なんかまじで時間とか削り取られそう。
このレコードがあなたの部屋に置いてあったら、初めて訪れた彼女はきっと何かしらのリアクションをしてくれるでしょう。
プログレ系は楽曲もさることながら、ジャケ写のインパクトもえげつないものが多いですね。
REMAIN IN LIGHT/TALKING HEADS
天才たちのセンスはいつだって凡人の想像を超えます。
デザイン系
A Night at the Opera/QUEEN
2018年のボヘミアンラプソディ が空前の大ブームを巻き起こした伝説のバンド、クイーン。
そしてこれは映画の中でも賛否両論だった例のアレです。(今では世紀の名盤扱いですが)
メンバーそれぞれの星座が描かれています。
The Velvet Underground and Nico/The Velvet Underground
20世紀を代表するアーティスト、アンディーウォーホルによる有名すぎるこのデザイン。
自体もウォーホルがプロデュースしたバンドで、当時はその前衛的すぎる音楽性が理解されなかったとか。
でも良いものってのは結局、時代を超えね次に託されるんですね。
A Brief Inquiry into Online Relationships/The1975
この味気のないくらいにミニマルなデザインが、まさに2010年代の終わりの投げやりっぽい感じがでてて良い。やっぱり名盤は時代とリンクしますね。
イラスト系
Unknown Pleasures/Joy Division
有名すぎるジャケ写。このTシャツ着てる人結構いますよね。
GOO/Sonic Youth
これをパロったデザインの多いこと。毎年どこかのブランドがサンプリングしている気がします。文句なしにカッコいいですからね。
パンク系
勝手にしやがれ!!/SEX PISTOLS
シンプルイズベスト。ダダイズムを感じさせる切って貼ったようなコラージュデザイン。そしてこのカラーリング。永遠に色褪せない。
LONDON CALLING/The Clash
ロンドンコーリーン!!
DAMMED/DAMMED
このジャケットといいタイトルといい、「危ないやつら感」が全開。