Milk
本記事では、今日本一モテている男、菅田将暉をファッションの側面から語りたいと思います。
「菅田将暉は、なぜおしゃれなのか」という僕個人の考えを掲載しています。
菅田将暉の私服
菅田将暉のような一流の俳優、芸能人が公の場に登場する場合、着用している衣類や装飾品の多くは「衣装」です。
そんな中、数少ない菅田将暉の「私服」を僕たち一般人も目にすることができる場が、「菅田将暉のオールナイトニッポン」というラジオ番組の放送後記です。
菅田将暉の素の表情や「私服」が多数掲載されています。必見です。
菅田将暉とバンドTシャツ
大のロック好きとしても知られる菅田将暉。
その趣味嗜好はそのまま彼のファッションにも反映されていて、様々なロックTシャツを着こなしています。
OASIS(オアシス)
https://www.allnightnippon.com/suda/suda_blog/
文字が一部見えませんが、イギリスの国民的バンド「オアシス」のTシャツだと思います。
イギリスの第二の国歌とも称される「Don’t Look Back in Anger」は、名曲中の名曲。
Pink Floyd(ピンクフロイド)
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イギリスの伝説的プログレッシブ・ロックバンド「ピンク・フロイド」が、1979年にリリースした名盤「THE WALL」のTシャツ。
「THE WALL」は、全世界で3,000万枚を超える売り上げを叩き出しました。
The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)
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1962年の結成から現在に至るまで、一度も解散することなく最前線で転がり続ける世界一のロックバンド、「ザ・ローリング・ストーンズ」のロゴが全面にプリントされた、王道のロックTシャツ。
ストーンズの「リップ&タン」は、世界一有名なバンドアイコンと言っても過言ではないでしょう。
GRATEFUL DEAD(グレイトフルデッド)
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1965年に結成され、今なおカルト的人気を誇るアメリカのバンド「グレイトフル・デッド」のタイダイに染まったロックTシャツ。
ストーンズの「リップ&タン」に並んで、世界的に有名なロゴです。
Van Halen(ヴァンヘイレン)
https://www.allnightnippon.com/suda/suda_blog/
80年代ハードロックバンドの雄「ヴァンヘイレン」が1986年にリリースした「5150」のTシャツ。
とても多くのロックTシャツを着用していることがわかります。
菅田将暉ののファッションを真似したい、参考にしたい場合、「ロックTシャツ」は外せないアイテムになりますね。
菅田将とデニムジャケット
https://www.allnightnippon.com/suda/suda_blog/
https://www.allnightnippon.com/suda/suda_blog/
https://www.pinterest.jp/
所謂「古着系」ファッションを好む菅田将暉は、デニムジャケットも好んで着用しています。
とくに、キング・オブ・ジーンズこと「リーバイス」を好んで着用されているようです。
デニムジャケットをまだお持ちでない方には、「リーバイス」のデニムジャケット、本当におすすめです。
菅田将暉の私服(ファッション)に学ぶ3つのこと
ここからは、僕が思う「菅田将暉のファッションの魅力」を記載しています。
①:頑張ってない感
引用: www.elle.co.jp
菅田将暉の服装のあの雰囲気、けだるい感じ、何かを諦めたような、そんなどこはかとなく哀愁漂う感じ、頑張ってない感じ。
これらの雰囲気って、ちょっとやそっとのお洒落さんじゃ出せないものだと思うんですよ。(この“雰囲気”については後述の90年代感に繋がります)
めっちゃおしゃれなのに…
良い服着てるのに…
この頑張ってない感。背伸びしてない感。
自然体
つまり、服に着られていないんですよね、かれは。
もっというと、服を自分のものにしているんだと思います。
服ありきのお洒落ではなく、あくまで菅田将暉という人間あってのお洒落。
個性的な古着も高級なハイブランドも全て、自分の中に消化して自分らしく着こなす。ファッションが好きな方はお分かりかと思いますが、簡単なようで難しいんですよね、これが…。
服と自分自身のことを両方100%理解する必要がありますからね。
私事ですが、ぼくは大学1.2回生の頃はアルバイト代全て服に注ぎ込んで、ハイブランド(中古で買ったやつ)やらビンテージやら着てましたけど…、似合うわけありませんでした、10代の大学生がハイブランドやビンテージの高級な服なんて。(あくまでぼくの場合は、です)
それはやっぱり、当時のぼくは自分のこと、服のことを理解していなかったからです。良いものをただ着るだけじゃダメなんだと勉強になりました。
②:バランス感覚
柄シャツ
引用:http://geino-canvas.net
この写真で彼が着用している派手なシャツ、実はめちゃくちゃ良いアイテムです。
2006年のコム・デ・ギャルソンのコレクションライン。ローリングストーンズのアイコンであるリップアンドタンを大胆に取り入れたコレクションでした。
このド派手シャツをさらっと取り入れる、このバランス感覚。
しかもチョイスが10年以上も前の代物。
古着好きの菅田さんならではかもしれませんが、流行に左右されない感じがカッコイイですね。
スーツにビーサン
スーツにビーサンなんて普通合わせないですよね。
普通はカチッと革靴。ハズしでもスニーカー。
日本ではスーツにビーサンなんてナンセンス(海外では割とポピュラーだったりするらしいです)
でも、菅田将暉がやると、「あ、なんかアリかも?」と思わせてしまうんですよね。
絶妙なバランス感覚にはただただ脱帽です。
③:「自分」と「服」を理解する=ファッションセンス
引用:https://twitter.com
・自分に似合うものや自分のキャラクターが分かっている服装
・その人の服装を見てその人のキャラえを想像できる服装
おしゃれな人って例外なく、その人のキャラ(内面)が服装に滲み出ているんですよね。
初見でもその人のキャラクターを服装でなんとなくイメージできるというか。
<自分に似合うものや自分のキャラを分かっている服装>
<その人の服装を見てその人のキャラが想像できる服装>
この2つをわかっている人が、一般的にファッションセンスが良い人と認識されます。
何もしないでも先天的に、感覚的にこの“センス”と呼ばれるものが身に着いている人もいます。正直めっちゃ羨ましいです。
でも、自分のこと、服のことを知ることで、誰にでもセンスは身に付けることができます。(実体験)
センスは磨くものです。(名言)
菅田将暉のファッションを知るためのキーワード
①:90年代
菅田将暉の服装って、“90年代のニオイ”が存分にします。
基本的にオーバーサイズでゆるいシルエット、洒落っ気のある個性的な服。物凄く1990年代です。
ぼくは92年生まれなので、90年代というものをきちんと直に体感というかリアルタイムで認識はしていませんが、90年代って独特の時代だったと思います。
当時の時代背景からしても、バブルがはじけて、そりゃやっぱり悲壮感も半端じゃなかったんでしょうけど、なんかあの時代って開き直った感じがします、いわゆる後追いで色々調べていくと。
「もう無理しなくていいじゃん!いえーい!」みたいな。
ファッションでは、「第一次古着ブーム」があって、アイテムでいうと「ジーパン」や「トレーナー」のようなラフでカジュアルなものが流行りました。他には、「スニーカーブーム」もありますよね。そして、スニーカーもやっぱりラフでカジュアルなアイテムです。
音楽も同様です。80年代の煌びやかでゴージャスなポップスから一転、グランジやブリットポップなど、若者たちの不満と怒りをぶちまけたサウンドが支持されました。
ステージ衣装を見ても80年代と90年代の違いは明らかで、80年代はギンギラギンのド派手衣装、90年代の一大ムーブメント グランジ・ブリットポップ勢は、ジーパン、ジャージなど、ほぼ私服です。
着飾ることをやめた90年代、それはつまり、カッコつけることを放棄したということでもあります。
つまり、自然体でいるという選択肢は、無理をしない、カッコつけることを諦めた、と言えます。
この、「自然体=諦めた感(脱力感)」が、菅田将暉の服装には反映されています。
自然体であるがゆえに、彼はどんな服装も似合います。
②:グランジ
グランジ (Grunge) とは、ロック音楽のジャンルのひとつ。「汚れた」、「薄汚い」という意味の形容詞 “grungy” が名詞化した “grunge” が語源。1990年代にアメリカ・シアトルを中心に興った潮流であり、オルタナティヴ・ロックの一つに位置づけられる。ニルヴァーナやパール・ジャム、サウンドガーデンといったバンドがメジャーシーンで成功を収めたことで、ヘヴィメタルが席巻していた当時のアメリカのロックチャートを塗り替え、世界的なブームとなった。
ーWikipedia引用ー
90年代のことを話したので、グランジについてもう少しだけ掘り下げを。
先述の、着飾らない感じ、自然体な感じ、けだるい感じ、これらはそのままグランジのファッションにも通じます。
90年代の一大ムーブメント、グランジロック。
その筆頭バンドはもちろんNirvana。
Smells Like Teen Spiritは永遠の名曲ですね。
NirvanaがMichael Jacksonから全米1位の座を奪い取ったというのは当時の時代を現れているなぁと思います。
(80年代の象徴Michael Jackson→90年代の象徴Nirvanaへ)
まとめ
ファッションなんて難しく考える必要もないんでしょうけど、色々考えをふくらますのもそれはそれで楽しいです。
菅田将暉さんの服装、じつは巷では賛否両論らしいのですが、ぼくは大好きです。
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